持って行き場のない恋心は恋占いに頼りましょう。

人形劇の劇団に興味半分で入団し先輩劇団員と練習を始めました。この人形劇団は社会人のサークルです。ボランティアで幼稚園や保育園、病院に入院する子供たちに、人形劇を楽しんで貰っています。この劇団には30人ほどの劇団員が所属しています。興味本位で入団した私とは比べ物にならないほど熱心に活動をしている男性がいました。この男性こそが私を恋占いに夢中にさせた張本人でした。
 定期的に公演に訪れている幼稚園や保育園の子供たちはこの男性のことが大好きで、人形劇が始まる前から男性の名前を呼び続けるほどでした。何故子供たちからこんなに慕われるのか、この男性と人形劇の練習や日常に触れればその理由は直ぐに分かりました。飾らない人柄と優しさが子供たちや多くの人を引き付けているのです。私もこの男性の人柄に触れ、恋心を抱くようになったのです。
 誰にでも優しい男性は、26歳の独身男性でした。お付き合いをしている彼女がいるのかも分かりませんでした。この男性を恋愛対象として意識するようになり、人形劇団の練習日が待ち遠しく、練習中もこの男性から目が離せないでいました。
 人形劇の舞台装置を準備することも私達劇団員の仕事です。重い機材も運ばなければなりません。私も機材や細々とした舞台に必要な物を運んだりしていました。そんなときフト気が付くと私の近くにはいつもこの男性の姿がありました。重い物を移動しようと手こずっていると必ずこの男性が私に手を貸してくれました。
 私はこの男性のことが好きで好きで堪らなくなっていました。しかし、彼の心は全く分かりませんでした。大きな溜息を付いては、考えることは彼の心の中のことでした。持って行きようのない気持ちを相談したのが恋占いでした。手相やインターネットで当たると評判の占い師に見てもらったり、電話占いの恋占いに相談したことも数えきれません。
 数ある恋占いで出される答えは決まって「成就します」ということでした。しかし、彼との状況は全く変わりませんでした。今日の恋占いで出た結果通りに行動しようと恋占いをしたところ「近々恋い心を寄せる男性から大切な話をされるので、吉日を待ちなさい。」と恋占いで言われたのです。私は本当かしらと想いながらも、最高に幸せな気持ちになっていました。翌週、彼から呼び出され「好きだ」と告白をされました。その男性が私の愛する主人です。